「えっ、ファイルがない…?」
いつものようにAdobe Creative Cloudの同期済みファイルを開こうとしたら、なぜか何も表示されない。何かの不具合かと思い、何度か再起動して試してみるが、やはりデータが消えている。
調べてみると、「同期済みファイル」の提供は2024年10月1日で終了していたらしい。しかも、その後2025年2月3日まで延長されていたとのこと。しかし、私はちょうど育休中で1年以上Adobeを触っておらず、この重要な情報をまったく知らなかった…。
気づいたのは、2025年2月5日のこと。自宅のパソコンから会社のファイルを開く必要があり、何気なくCreative Cloudを開いた瞬間、愕然とした。
「一昨日まではFinderのこの位置にCreativeCloudフォルダがあったのに・・・。」
もしもう復元できなかったら、大事なデータはすべて消滅。取り返しのつかない事態になるかもしれない…。
しかし、結論から言うと、まだ間に合います。
Adobeは2025年3月3日まで、削除済みのデータを復元できる救済措置を用意しています。
この記事では、消えた同期済みファイルを復元する具体的な方法をわかりやすく解説します。
クリエイティブクラウド同期済みファイルの提供終了について
当初の終了予定は2024年10月1日 → 2025年2月3日まで延長されていました。
消えたファイルを復元する方法(2025年3月3日まで対応)
① Adobe公式サイトの「削除済みファイルの復元ページ」から復元
1. Adobe Creative CloudのWebサイトにアクセス
Adobe Creative Cloud(要ログイン)
2. 「ファイル」タブ → 「削除済み」フォルダを開く
3. 復元したいファイルを選択し、「復元」をクリック
4. PCにダウンロードして保存
② Adobeのサポートに問い合わせる(復元できない場合)
もし「削除済み」フォルダにファイルがない場合、Adobeのサポートに問い合わせると復元できる可能性があります。
【Adobeのカスタマーサポート に連絡】
- 「Creative Cloud同期済みファイルの提供終了によるデータ復元希望」と伝える
- アカウント情報(Adobe ID)を準備しておくとスムーズ
それでも復元できない方へ
私の場合、「削除済み」フォルダは空になっていました。
カスタマーサポートに連絡したところ、シークレットモードで開いてみてくださいと言われたので、その通りにやってみました。
そしたら、なんと、「同期済みファイル」にファイルが残っていました!!!!!
通常モードだと、「同期済みファイル」も、「モバイル作品」も「削除済み」も空っぽだったのになんででしょうね?
とりあえずこれで一見落着と言いたいところですが、実はここから先が長かったです。
ファイルを取り出すまでに5日間かかりました。
Zipファイルが全部で58個ありました。すべてまとめて解凍することはできないので、1つずつ地道に解凍していきました。しかも1つのファイル、約5GB。しかも回答したファイルもかなりバラバラなので、それを元のフォルダにまとめる作業も大変ではなかったけど、とても時間がかかりました。
でも、ありがたいことに、ようやくすべてのファイルを取り出すことができました。手遅れになる前に気がついて本当によかったです。
カスタマーサポートの担当者の方も、的確にサポートしてくださって、ありがたかったです。
これからのデータ管理どうする?
めちゃめちゃ便利だった「同期済みファイル」が無くなって、これからのデータ管理迷いますよね。
Adobeは、Adobe Cloudの「クラウドドキュメント」(ファイル管理の仕組みが異なるので注意)を推奨しています。
とりあえず、私はクラウドドキュメントを使ったことがないので使ってみたいと思います。
使い勝手が良くなかったら、代わりに他のクラウドストレージを活用することも視野に入れたいと思います。
まとめ
- 「知らないうちに同期済みファイルが消えた…」という人は2025年3月3日までに行動を!
- Adobe Creative Cloudの「削除済み」フォルダまたは「同期済みファイル」から復元できる可能性がある
- 復元できない場合はAdobeのサポートに問い合わせ
- 今後は他のクラウドストレージやローカル保存でデータ管理を徹底
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